こんにちは。
動画マーケティング専門家の石割俊一郎です。
以前の記事で
「ランキングファクター」という
概念についてお伝えしました。
YouTubeで視聴回数が増えない理由はランキングファクター!
これはYouTubeが動画ランクを
決定づけるための15個の要素でしたね。
で、
この15個の中で「視聴時間」が
1番重要とお伝えしました。
では、この視聴時間を長くするためには
どのような工夫をして、動画を
アップロードしていけばいいのか?
今回は、そのコツをお伝えしていきます。
お好きなところからどうぞ
YouTubeの視聴維持率とは?
視聴維持率とは、文字通り、
自分の動画をどれくらいの長さを
見てもらえているのか?という指標です。
YouTubeは、視聴者維持率レポート
というツールを用意しています。
これは、自分の動画が視聴者をどのくらい
維持できているのかをデータで見ることができます。
どのようなことを知れるかが
YouTubeは丁寧に教えてくれています。
- チャンネル内の全動画の平均視聴時間
- 総再生時間が上位の動画またはチャンネルの一覧
- 特定の動画の異なる期間内での視聴者維持率データ
- 動画の相対的な視聴者維持率(YouTube 上の同じような動画の平均値と比較)
この視聴維持率が高ければ、
YouTubeから質のいいコンテンツを
視聴者に提供していると評価されます。
なぜ視聴維持率で質のいいコンテンツかが
わかるのでしょうか?
質のいいコンテンツとは?
考えてみてください。
野球でプロ野球選手の
投球フォームを見たいとしましょう。
「投げるスピードが速くなる投球術」
というタイトルで開いてみたら、
ソフトボールで早く投げる方法だったり、
文字だけのスクロール動画だったら
すぐ動画を消しますよね?
つまり、視聴時間が短いと動画の
質も悪いという結果になるのです。
だから、質のいいコンテンツとは、
視聴時間が長い動画となるのです。
再生時間を長くするコツ
再生時間を長くするコツはいくつかあります。
ちなみにYouTubeは
「動画再生時間の最適化のヒント」を
こう明言しております。
大きく分けて4つですね。
- YouTubeアナリティクス
- 視聴者を引き付ける
- 動画の再生を促す
- 構成を練る
この4つを意識して、
動画をアップロードしていけば、
再生時間はながくなります。
YouTubeアナリティクス
YouTubeアナリティクスで
見るべき項目をこのように説明しています。
- どの動画が最も長く再生され、ビュースルー率が高いかは YouTube アナリティクスの再生回数レポートで確認できます。
- どの動画の再生時間が短いか、ビュースルー率が低いかは視聴者維持率レポートで見ることができ、どの動画が視聴者の注目を維持できたかがわかります。視聴者維持率グラフの下降が繰り返されるようすを見ることで、視聴者が再生をやめてしまう原因を突き止めることができます。
- YouTube アナリティクスの視聴者維持率レポートでは、どの動画が最も多くのユーザー アクション(コメント、お気に入り、高評価など)につながっているかを確認できます。
YouTubeアナリティクスの見方などは
別途ご説明しますので、
今回は割愛させていただきます。
視聴者を引き付ける
視聴者を引き付けるための工夫は
YouTubeはこのように言っています。
- 動画を推奨されたときにユーザーが最初に見るのが、動画のサムネイルとタイトルです。動画の内容がよくわかる的確なサムネイルを作成し、その動画を見たくなるようなタイトルを付けます。誤解を招くサムネイルやタイトルは使用しないでください。
簡単にいえば、サムネイルは
動画の中身がイメージしやすいように作る。
タイトルは、クリックしたくなるような
魅力的なタイトルをつける。
ということです。
サムネイルとタイトルにつきましては、
以前の記事で書きましたので、
参考にしてみてください。
YouTubeでタイトルのコツ!文字数やSEOで検索上位に!
YouTubeのサムネイルは超重要!クリック率で再生回数アップ
動画の再生を促す
動画の再生を促すための工夫を
YouTubeはこう教えてくれています。
- 動画は効果的に編集しましょう。魅力的なオープニングを作成し、プログラミング、ブランディング、パッケージングのテクニックを使って、最後まで動画を楽しんでもらえるように工夫してください。
- そして、他のコンテンツに視聴者を誘導します。動画の中でアノテーションを使用したり、説明にリンクを入れたりしておくと、続けて複数の動画を視聴しやすくなります。視聴者が他のサイトにクリックで移動できないようにします。
- チャンネル登録者を増やします。チャンネル登録者は最も忠実なファンです。登録者には、新しい動画や再生リストが追加されると通知されます。
- 視聴者を巻き込んで、コメントや他の視聴者との交流を促しながら、コンテンツとの一体感を演出します。
こちらは概要をまとめて説明していきましょう。
オープニングで引きつける
オープニングというのは非常に重要です。
最初の数秒で見られ続けるかどうかが
決まってくると言っても過言ではありません。
だから、
最初の冒頭でみんなを引きつけましょう。
有名なYouTuberの方たちを
参考にするのがいいかと思います。
例をいくつか貼り付けておきますね。
これは海外の有名チャンネルですが、
オープニングでは必ずチャンネル名の
「Smosh」をアピールしていますね。
これにより、
チャンネル名を覚えてもらったり、
ブランディングにも繋がりますね。
他の動画にも誘導する
アノテーションや説明文などに
他の動画のURLを入れておくことが
重要と言っています。
つまり、
続けて動画を見てもらうのが
効果的と言っているのです。
さらに、この一文を注目してださい。
「視聴者が他のサイトにクリックで移動できないようにします」
これはどういうことかと言うと、
YouTubeは他のサイトに
移動して欲しくないのです。
以前、説明文の書き方をかなり丁寧に
お伝えしました。
YouTubeの説明文は意味ある?アクセスを集める書き方を暴露
ここでは他の人の動画も
「関連動画」といって紹介しています。
なぜ他の人の動画を紹介した方が
いいのかもこの1文からわかりますよね?
つまり、
YouTube内に留まってほしいのです。
だから、説明文でも他の人の動画を
紹介しているのです。
もちろん、
自分の動画が関連しているのであれば、
それを全て紹介してもOKです。
チャンネル登録者数を増やす
チャンネル登録者というのは、
主にそのチャンネルのファンの方が多いです。
しかも、
チャンネル登録者には、自分が動画を
アップロードしたら、YouTube側が
自動的にお知らせしてくれるのです。
再生を促すのはとっておきですよね。
以前の記事でチャンネル登録者数を
増やす方法をまとめましたので、
こちらもご参照ください。
視聴者を巻き込む
YouTubeはSNSですので、
視聴者と交流することができます。
直接のダイレクトメッセージはできないですが、
コメントで視聴者と交流することができます。
有名YouTuberもコメントをもらったら
積極的に返信していますよね。
動画内で
「どんな動画が見たいのかコメント欄に書いてね~」
などと募って、コメントをもらったりもできます。
コメントを書いて、実際にその内容の
動画を撮ってもらったら視聴者も
かなり嬉しいですからね。
どんどん視聴者とも交流していきましょう。
※今はダイレクトメッセージもできるようになりました。
参考:YouTubeメッセージ機能をオンにして見る方法!スマホでDMはどう設定するの?
構成を練る
有名なYouTuberは構成を
かなり練っています。
それくらい構成が重要だということを
知っているから、あそこまで大きな
チャンネルになっているんですね。
YouTubeは構成について
このように教えてくれています。
- チャンネル内の動画を構成し、おすすめコンテンツを作成して、長時間見続けたくなるような工夫をしましょう。
- 定期的なリリース スケジュールに従って動画をアップロードして、動画を単独ではなく、複数のセットとして見るように視聴者にすすめます。
構成のコツなどは別途、
記事にして説明しますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
けっこう多くの方が「再生回数の多さ」に
焦点を当てていますよね。
実際、重要なのは再生回数よりも
再生時間というのがわかったかと思います。
再生時間を長くするコツは
4つでしたね。
- YouTubeアナリティクス
- 視聴者を引き付ける
- 動画の再生を促す
- 構成を練る
これらを意識して、動画を
アップロードしていきましょう。
いろいろとテクニック的なことを
お伝えしましたが、大事なことは
「視聴者にいかに有益な情報を発信するか」です。
視聴者のことを思って動画を作ることが
自然と今回お伝えしたことに
繋がっていきます。
ぜひこれは覚えておいてくださいね。
今回も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
石割 俊一郎
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